HARG(ハーグ)療法

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HARG(ハーグ)療法とは?

薄毛の原因を改善!高い発毛率を誇る一生モノの治療法

HARG(ハーグ)療法は、髪の毛が伸びるために必要な150種類以上の「成長因子」を直接皮膚に注入する再生治療です。体を構成する細胞は組織を維持して生命を保つため、一つの細胞が失われても自ら補充・再生できる力を備えています。幹細胞と呼ばれる再生機能を持った細胞から「成長因子」を抽出し、成長に必要なアミノ酸やビタミン類を加えてカクテルと呼ばれる薬剤を頭皮に注射して髪の毛の成長を促していきます。

市販されている育毛剤の使用やウィッグなどと異なり、薄毛を細胞レベルで根本的な部分から解決していく治療法です。HARG治療センターの福岡大太朗医師が開発し、今では全国各地のクリニックへ広まっています。即効性があるとはいえず一定の治療期間を要しますが、継続していくと高い発毛効果を実感できます。生えてくる毛はまさに自分の髪の毛ですので、メンテナンスに通ったりウィッグを作り直したりする必要もなく入浴時のお手入れも通常通りの洗髪のみとなります。

日本生まれの薄毛治療で安心感もありますが、開発されてからの期間がまだ短く今後も研究の余地があることと他の治療方法より割高感があることが気になる点と言えるかもしれません。高い発毛率を誇る治療ですので一生モノととらえ、薄毛を本気で治療したい方、他の治療法で効果がなかった方にお勧めの治療法です。

コスト面も優秀!HARG(ハーグ)療法の料金体系

薄毛治療はどの方法でもお金がかかりますので、長期的視点で考えて対策をしていくことが必要です。HARG(ハーグ)療法は自由診療扱いになるためクリニックごとに違い、他の治療に比べ高額と思われていますが高い発毛率や治療効果を考えると決して高いというわけではありません。市販の育毛剤は初期コストがかからないので手軽に始めることができますが、効果に疑問を持つことが多々あり使用を止めてしまうと効果もなくなってしまうため根本的な解決までには至らないこともあります。料金の安さだけにとらわれず、治療効果や自分に適した方法を見極めるようにしましょう。

治療用のカクテル製剤を注入するHARG(ハーグ)療法は1ヶ月おきに6回注入することが基本です。半年間継続して注入後、症状や発毛効果を見ながら再度2~3ヶ月に1回注入していくことになります。1回や2回の注入で効果を感じることができず止めてしまう方もいるようですが、医師の指示に従ってまずは半年間継続してみることが大切です。

クリニックごとに料金は異なるものの、6回でおよそ60~90万ほどかかります。診療代や検査代が別途必要となる場合もありますので、多くの方はローンを組んで支払いをすることになります。1回の注入に10万以上かかる計算になりますが、発毛後はメンテナンス費用や維持費がかかりませんので結果的にお得感があります。例えば35歳男性がHARG(ハーグ)療法を行い、発毛に成功して治療が終わったとすると、その後の人生は治療前と全く異なったものとなるでしょう。自分に自信を持つことができ、対人面でのコミュニケーションも豊かになります。仕事だけでなく私生活においても積極性が生まれるかもしれません。今後は人生100年時代と言われるので老化現象が現れることを考慮しても、35歳から20年30年と続く毎日にかかった費用はわずか数百円の計算になります。

開発されて間もない治療法のため、適正な料金で行っているクリニックほど安全と言えるかもしれません。極端に料金が安い場合は本来のHARG(ハーグ)療法で使用するカクテルではない薬剤が混ざっていることも考えられます。カウンセリングを利用して信頼できる医療機関かどうかを確かめた上で治療を進めるようにしましょう。

原則として医療費控除は受けられません

このようにコストパフォーマンスも高いHARG(ハーグ)療法ですが、1点だけ注意しておくことがあります。それは医療費控除の対象外であることです。AGA治療が原則として美容目的の自由診療とみなされているためです。但し、脱毛の原因が他の病気の影響による場合や個別に税務署に認められる場合は控除を受けられる可能性がありますので、気になる方は事前に税務署の無料相談などで相談しておくことをお勧めします。その場合は治療を受けた証拠となるものが必要になりますので、領収書や診断書は保管しておきましょう。

成長因子を直接注入!HARG(ハーグ)療法の仕組み・メカニズム

HARG(ハーグ)療法では毛周期の働きを利用して休止期の間に成長因子(グロースファクター)を直接注入していきます。毛のサイクルは成長初期~成長期~退行期~休止期となっていますが、休止期も次の毛が生えてくるために細胞は働き続けています。成長因子を注入した細胞は分裂が活性化し、髪の毛が成長する成分や栄養を毛母細胞へ送る刺激となって髪の根元から毛の再生を促します。副作用やアレルギーの心配もなく、患者様の症状に合わせて必要な成長因子をブレンドしたり増やしたりすることもできます。

注入する成長因子をさらに詳しく見ていくと、AAPEというタンパク質をはじめ150種類以上の成長因子を幹細胞から抽出します。皮膚に注入することで毛髪の成長期を誘発して毛を再生させ、乾燥を防いで潤いを保ちながら太くしっかりした毛の成長を促進するのです。治療法開発の実験においても成長因子を注入することで休止期の毛根が成長期にうつることが実証されており、取れたり抜けたりする心配のない自分の毛を再生することが期待できます。

主な成長因子(グロースファクター)
KGF(ケラチン細胞増殖因子)
毛髪の99%を占める主成分であるケラチンの生成を促す働きがあります。
IGF(インスリン様成長因子)
母乳にも含まれる成分で、細胞の分裂や成長を促します。
VEGF(血管内皮細胞増殖因子)
血管がこれまで無かった部分に新たに血管を作ったり、すでにある結果から枝分かれして血管を作る働きがあります。
HGF(肝細胞増殖因子)
細胞を増やす働きがある因子で、ヘアサイクルを整える効果があります。

HARG(ハーグ)療法のメリット

発毛×育毛で、確かな効果を実感できると評判の高い治療法です

HARG(ハーグ)療法は新しい髪の毛を作り出す発毛だけではなく、同時に生えた毛髪を育てる「育毛」の効果もあります。新しく生えてこないのに「育毛」をしても薄毛の進行は止められませんし、せっかく新しい毛髪が生えてきても、しっかりたくましく育たないと十分な効果を感じることが出来ないかもしれません。発毛も育毛も薄毛の解消に効果がある大切な薄毛治療の両輪です。

AAPEがもたらす発毛効果

HARG(ハーグ)療法の最大の特徴は、150種類以上もの「成長因子」を含むAAPE(脂肪由来幹細胞たんぱく質抽出物)を注入することで起こる細胞の活性化です。このAAPEに含まれる各種の成長因子が毛母細胞に刺激を与え、発毛を促進します。つまり成長因子は発毛を促すシグナルを発するスイッチの役割があるのです。このAAPEの働きで、休止期の毛母細胞が再び成長期へと移行し、成長期の毛母細胞は活動をさらに活発化させ、発毛効果が生まれます。

生えた毛髪を太くたくましくする育毛効果

HARG(ハーグ)療法は発毛だけではなく「育毛」効果も優れています。育毛を促すために用いられるのが、メソカクテルと呼ばれる血管を拡張する薬や育毛に効果的な各種のビタミンなどを混ぜたものです。AAPEと合わせてHARGカクテルと呼ばれることもあります。毛髪は成長期の毛母細胞が繰り返し分裂することで、太くたくましく成長します。そのために必要なのは、毛母細胞に十分な栄養を供給することです。メソカクテルはこの栄養補給を円滑にする効果があります。

男性・女性、性別・年齢を問わず効果が見込める薄毛治療です

AGA(男性型脱毛症)は額の生え際の後退や頭頂部が薄くなるなどの症状が見られます。これに対して女性型脱毛症は毛髪が細く柔らかくてコシのない状態になり、分け目が目立ってしまったり、頭頂部から前頭部にかけて地肌が透けて見えてしまうような状態になります。

薄毛治療は男性を対象にした研究開発が盛んだったという歴史的な背景もあり、治療の選択肢が多くありませんでした。最近ではミノキシジルなど発毛に効果を認められた薬剤もでてきましたが、人によってはかゆみや血圧の低下、体毛が濃くなるなどの副作用が出る可能性もあります。またどんな薄毛にも効果があるわけではなく、「びまん性脱毛症」という頭全体の髪の毛のボリュームが少なくなっていく脱毛に適しています。

それに比べHARG(ハーグ)療法は大きな副作用などは報告されておらず、発毛に加え育毛効果もあるため安心して薄毛の治療に取り組めることは大きなメリットです。

HARG(ハーグ)療法のデメリット

治療期間は1年以上!即効性重視の方には不向き

自毛植毛などであれば数日から数ヶ月で増毛の効果を体感できるでしょう。しかし、HARG(ハーグ)療法は個人差がありますが、最低6ヶ月の継続が必要になります。施術を受ける必要もあり月に1回の通院を推奨しているクリニックも多いようです。発毛を実感できるまでに3~4回の治療が必要ですので、長期的な展望を持って治療を受けることをお勧めします。

また、HARG(ハーグ)療法によって活性化された発毛の働きもさらなる加齢で衰えてくることがあり、フォロー注入が必要となる場合があります。

注入方法によっては痛みやかゆみを感じる人も

HARG療法(ハーグ療法)はHARGカクテルを注入する治療ですが、注入方法は施術を受けるクリニックによって様々です。注入方法によっては痛みを感じたり、違和感、かゆみを感じることがあります。

主な注入方法
パピュール法
最もオーソドックスな方法で。表皮と真皮の間に注射針を入れ、成分を注射し有効成分を浸透させる方法です。注射による痛みはありますが、最も効果が出やすく確実性が高いと言われている方法です。
ナパージュ法
ナパージュ法もパピュール法と同じく注射により、有効成分を浸透させる方法です。より浅い部位に注入するため痛みを軽減することができますが、浅い分、パピュール法より効果を実感するまでに時間がかかります。
フラクショナルレーザー法
水分に反応する光線を照射し、目に見えない極小の穴を皮膚にあけることで有効成分を頭皮に浸透させます。レーザーというと「レーザー脱毛」を思い浮かべる方もいらっしゃると思いますが、毛髪は水分量も少なく反応しない光線を使用しますので安心です。痛みも少ない方法ですが、直接薬剤を注入するパピューレ法に比べて治療回数が増える傾向があります。
ダーマローラー法
微細のステンレス製針がたくさんついた医療用ローラーを転がし、広範囲に渡り頭皮にHARGカクテルを浸透させる方法です。針は表皮層のみに穴を開け、真皮層までは到達しない程度の長さになっていますので痛みも少ない方法です。その反面、量や密度が低くなるというデメリットがあります。
エレクトロポレーション法(ノーニードル育毛メソセラピー)
エレクトレポレーション法とは、角質層の細胞に電気のチカラで微細な穴を開け、HARGカクテルの成分を直接頭皮に浸透させる方法です。注射などに比べて痛みのない注入方法です。注射の痛みが苦手な方は、エレクトレポレーションによる注入を行っているクリニックに相談するといいでしょう。